[YouTubeで再生]

長文なので、88年のCカーのフルスロットルのサウンドの聴き比べデモしてくれ。
MAZDA767ロータリー、JaguarXJR-9の7L、V12サウンドは最高だ。
実際に当時、ル・マンにマツダが優勝してもそれほど大きな報道はなされなかった。
なぜなら、79年の“ジャパン・アズ・ナンバーワン”以来、貿易摩擦を引き起こし、やむを得ず日本がアメリカに譲歩してやるというくらい上り調子だった。
とにかく“日本が負けるはずがない”時代だったのだ。
そんななか、ポルシェ962Cならルマン1レース3億円といわれた時代に、何十奥も金をかけ、勝てないはずがないといわれたたトヨタやニッサンが、勝てなかったのだ。
そのようななかマツダの優勝は驚きをもって迎えられた。
当時の日本のレースをみていた人間ならよく覚えていると思う。
特異なロータリーサウンドで目立ちはするものの、ラップタイムでは4〜5秒くらい遅れ、最初のピットストップまでに周回遅れになることもあるマツダである。
ニッサンやトヨタはおろか、プライベートポルシェにも何周もラップダウンされ、Cカーから遠く離れてゴールするのに、マツダのディーラーにはIMSA-GTPクラス表彰台独占と、ディーラーにはチラシが置いてあるのだ。
IMSA-GTPクラスにはマツダしか出てないだろ!
結局当時マツダの優勝が何をもたらしたかというと、トヨタやニッサンの地位を大きく貶めたことだ。
巨人が清原とって弱くなったというのと同じだ。
日本で4秒も5秒も遅い車にル・マンで勝てないのは何ごと! ということで、広告、スポンサーなどがいっせいにモータースポーツを見放し、バブル崩壊とともにわが国のモータースポーツ熱も急速に冷えていった。
実際にマツダがすごいといわれるようになったのは、極最近。
ルマンの優勝というのは相手がどうであれものすごい大業だ。
当時あれだけ大業を成し遂げたにもかかわらず、たいした騒ぎにもしなかったのに、最近になってそれをことさらに持ち上げられるのは、当時を知るものにとってとて〜もしらける話だ。
なぜマツダの偉業が持ち上げられるようになったかというと、韓国に追い抜かれ日本の凋落が工業にも及んだからだからだ。
今の日本人は20年前の技術にしか誇りがもてないのか? といいたい。
返信する